TOPICS

2023/11/18 16:32

陶磁器の性質上のご注意


自然素材で作られた陶器には、特有の性質があります。

1つ1つが職人さんの手で作られている為、個体差がございますが、それぞれの味わいや温かさ、個性としてお楽しみください。

菊祥陶器 川棚 波佐見焼 工房祥

◆ピンホール
 土物は性質上、生地の表面にこのような針でつついたような跡が出ることがあります。

使用上差し支えはありませんので、味としてお楽しみください。


◆鉄粉(てっぷん)
 粘土に含まれる鉄分が反応して出る黒い粒状の物です。
 著しく大きく目立つ所に出た場合は検品時に省いています。

◆釉だれ
 釉薬が溜り燃成時に垂れて出来る物で、味としてわざと釉垂れを作る器もあります。
 当店では、職人さんが細心の注意を払い、全て手作業で作業を行っており、
 釉薬の垂れが著しく目立つ物は検品時に省かせて頂いてます。

◆貫入
 燃成時の生地と釉薬の収縮率の差で、窯出しした時に冷えてヒビのように 見える物です。
 焼物自体の風合いを出すために、わざとヒビが出るようにする装飾技法のひとつです。
 使い込むことにより、焼物の表面に渋さが出て変化を楽む事ができます。


陶磁器のお手入れについて


器の特性を知っていただき、安心して長くお使いいただけるよう、主なお手入れ方法をご紹介します。


[ 電子レンジや食洗機での使用について ]

電子レンジ・・・
 菊祥陶器の商品は、金や銀を使用しているものがほぼないため、ほとんどの器が電子レンジをご利用いただけます。
 ですが、長時間のご使用は、しみやひび割れなどの原因につながりますので、ご注意ください。
 また、急激な温度変化に弱いため、温めた直後の急冷などは破損の原因になりますので、お避けください。

◆食器洗浄機・・・
 基本的にお使いいただけますが、薄いものや貫入が入っている器は、うつわ同士がぶつかると欠けやすい性質があります。
 そのため、手洗いを推奨しております。


 ご使用前にしていただきたいこと 

◆目止め・・・
器には陶器と時期がありますが、
土が粗く吸水性のある陶器については、汚れやにおいをつきにくくしたり水漏れを防ぐため、水に浸したり米や片栗粉などでんぷん質のあるもので、貫入や土の粗い目をふさぐ「目止め」が必要な場合があります。

磁器や半磁器は目止めが不要のものが多く、陶器によっても釉薬や土の種類、焼き締めているものなどは不要なものもあります。


≪ 目止めの方法 ≫

1.ご使用前に、軽く洗ってください。
2.器を鍋に入れ、かぶるくらいまで米のとぎ汁を注ぎ、15分程度弱火で煮沸します。
3.鍋ごと冷まして、器を取り出し、十分に乾かします。

陶器は、粒子が粗く目に見えない小さな穴が無数にあるため、吸水性があります。
その穴を米のとぎ汁の粘りが埋めてくれて衝撃や汚れに強くなり、シミやにおいがつきにくくなります。

「粉引」の器などは、吸水性が高いため、水分を含ませただけで表面にシミのように見えるものが現れる場合がありますが、しっかりと乾かしていただくと、消えます。

煮沸の際、土ものは硬度がなく柔らかいものが多いため、うつわ同士がぶつかったり、衝撃を受けるとと欠けやすい性質がありますので、重なったり、ぶつからないようにご注意ください。


目止めが面倒だと感じる場合は、簡単なお手入れ方法として
米のとぎ汁、または真水に浸してしばらくつけ置くとよいです。


目止めをしないと、シミになったり、色がかわったり、することがありますが、使い込むうちに味のある風合いに変わっていくため、その様子がお好きな方は、あえて目止めなしでご使用いただくこともございます。

少し手間はかかりますが、使い始める前のこの目止めで、より長くご愛用いただけるようになります。



 料理を盛りつける前 

乾いた陶器は汁気を吸収しやすくシミの原因になりやすいです。
流水にさらすなど水分を含ませ、かるく拭いてから盛り付けていただくと、シミになりにくくなります。



 ご使用後の注意点 

うつわのご使用後は、なるべく早く洗ってしっかり乾燥させてください。乾燥が不十分だと、カビやにおいの原因となります。

重ねて収納するときは、同じ材質や形のものを重ねるとキズがつきにくくなります。
また、キッチンペーパーや和紙などを挟むと、傷を防ぎ、水分を吸収してくれます。

カビさせないための、対策は「十分な乾燥」です。
陶器は吸水性があるため、表面は乾いたと思っても吸った水分が取れていませんので、うつわの底面を上にして、重ならない状態で、半日~1日程度乾燥させてください。